グルテンフリーの効果 – 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
グルテンフリーの生活をして、一番効果があったと思うことは掌蹠膿疱症が著しく改善したこと。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは – wikipediaより
皮膚病の一つ。手掌・足底に無菌性の膿疱が反復して出現する。基本的に慢性難治性の疾患である。
症状
- 手掌・足底に多数の膿疱が両側に急に出現し、しばらくするとガサガサになる。こういった経過が寛解、増悪を繰り返す。
- 約10%に胸肋鎖骨関節、脊椎に関節炎を併発する。
- 特に胸肋鎖骨骨化症を合併することが多く、その場合は、上胸部の疼痛や運動制限が見られる。
原因
溶連菌やスーパー抗原に対する免疫応答に異常があるという報告がある。膿疱が無菌性であるが、慢性扁桃炎(扁桃病巣感染症)・虫歯・歯肉炎などの病巣感染や、歯科用金属やアクセサリーなどによる金属アレルギーの関連性があるとされる。その他、ビタミンの一種であるビオチンの不足も原因とされている。喫煙(受動喫煙を含む)が原因になることもある。
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私はこの掌蹠膿疱症に10年近く悩まされ続けました。病院も数えきれないほどまわったし、数えきれないほどのステロイドも使ってきました。それだけで治らなかったのも事実で、掌蹠膿疱症界で有名なアキタコマチさんのサイト(http://www3.ocn.ne.jp/~hpps/)や、ビオチン療法を参考に、ビオチン・ビタミンC、ミヤリサンの3点セットも数年にわたって飲み続けました。一時は「これでいけるかも!」という気持ちになったこともあったけど、一進一退。ただ、ビオチン・ビタミンC、ミヤリサンのセットでよくなった方は多いと思います。これまで、ビオチン単体のサプリメントを入手するには個人輸入しかなかったけど、今では秋田だけでなく大阪など他府県でもビオチン療法をしてくれる病院も少しづつ増えてきましたね。
ちなみに、イソジンきず薬 30ml [第3類医薬品]で消毒し、その後に紫雲膏(しうんこう)を塗るという方法は、超おすすめです。手が熱くかゆくなった時は、イソジンでさっと消毒して紫雲膏をうすくのばすとかゆみもかなり楽になります。
グルテンフリーの生活をして著しく改善したものの、4月末から5月は掌や指にぽつぽつ水疱が。。湿気、紫外線、温度、何が原因がわかりませんが、この時期に悪化する人は多いみたいで私もそうです。
だから、今の私の掌蹠膿疱症は、「完治」とはいえないけど、95%よくなった!超改善した!!と言える状態です。
掌蹠膿疱症は情報が少なく、原因も治療法も確立していません。
私はこれまで、この病気が何なのかいろいろ検索するも、あまり新しい情報が得られませんでした。そこで検索の範囲を日本以外にも広げることに。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、英語でいうと、Palmoplantar Pustulosis または pustulosis palmaris et plantaris 略して PPP 。この言葉で調べると、論文や専門用語ばかりのサイトが多い、つまり世界的にも情報は多くないみたいです。いろいろなサイトを見ても、「治療法が確立されていない・原因もはっきりしない」といった内容のものが多いけど、その中でひとつ目にとまったのが、掌蹠膿疱症にグルテンが関係しているのではないか、という記述(http://dermnetnz.org/scaly/palmoplantar-pustulosis.html)。
また出てきた~”免疫システム”!何かつながっていたんだ!グルテンフリーで改善した!と感じたのは私の思いこみではなかったのかも、という気がして嬉しくなりました。きっと、私の病気(アトピーや掌蹠膿疱症、喘息)は、腸が大きく関係していて、免疫系に問題がありそう。(ぜんそくはまた別だと思うけど)と、今までいろいろ調べたり試したりしてきたことが、つながってきたような・・。
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掌蹠膿疱症の治療において、勇気がでるブログもありました。
スイス人35歳の女性のブログ「いかにして私は掌蹠膿疱症を治したか(How I Cured my PPP (palmar pustular psoriasis))」
このブログでは、彼女が掌蹠膿疱症になり、あらゆる医者をまわるもらちがあかないので自分で治す方法を探し、治るまでを7つの記事でまとめられています。
英訳されたアキタコマチさんのサイトも参考にしたそうですが、残念ながらアキタコマチさんの方法は彼女には効果がなかったそうです。いくつもの病院をまわり2011年3月に病名を診断され、2012年1月に扁桃腺も除去し、抜歯もした、でも効果がない。その間に自分でもいろいろ調べる中で”免疫システムを正常にさせる事が大事だ”と考えるように。あらゆる情報を得るなかで、この本はひと際よかったそうです。
「The Immune System Cure: Optimize Your Immune System in 30 Days-The Natural Way!」(「免疫システム治療。30日であなたの免疫システムを最適化!」)
この本のやり方に従って、自分の免疫システムを回復させるためにサプリメントによる栄養補給をメインとした方法を続け、2.5か月で治ったそうです。その後、ストレスが免疫系に大きな影響を与えるということで転職もし再発していないよう。彼女はグルテンフリーには全くふれていません。何より大事な事はバランスよい食事だとも綴っています。
この方のブログを読んで改めて思ったのは、グルテンであろうと、サプリメントであろうと、掌蹠膿疱症を治す方法はひとつではないし、免疫システムを整えることができれば、慢性難治性といわれる疾患でも治るんだ、ということ。
私にとっては、彼女のブログはすごく心強く感じました。上記の本も購入してみましたが、読み終えるにはすごく時間がかかりそう・・。先になるかもしれませんが、この本のいい情報はまたここで紹介しようと思います。