グルテンフリーとは
グルテンフリーって知ってますか?
グルテン (gluten) は、小麦、大麦、ライ麦などから生成されるタンパク質の一種です。このタンパク質に対して抵抗力を失われてしまうのが、セリアック病(シリアック病、celiac disease)やグルテン不耐症などの、免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患です。
セリアック病やグルテン不耐症は、自己免疫疾患なので食物アレルギーとは違うようです。その為、私のようにアレルギー検査で小麦に反応しなくても、グルテンを控えることで体調がよくなる人もいます。健康な人でも、グルテンを控えたら「目覚めがよくなった」「体が楽になった」など、変化を感じる人もいるそう。
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グルテンフリーとは、言葉のとおり、グルテンを含む食材や加工品を食べないことです。セリアック病やグルテン不耐症であれば、現在の治療法はただひとつ、グルテンフリーの食生活を送ることになります。
アメリカでは100人に1人がグルテン不耐症と言われていますが、米が主食のアジアではまだまだ少ないようです。ただ、少ないというのは知名度が低いゆえに自覚してない方も多いだけかもしれません。私もここ10年で何軒もの病院に通ってきたけれど、グルテンの話は一度もありませんでした。
海外では、グルテン不耐症でなくとも、健康な食生活の一つとして「グルテンフリーダイエット」というのが流行しています。キャサリンゼタジョーンズも実践し、グィネスパルトロウはレシピ本まで出版、グルテンフリー食品は、普通のスーパーマーケットでも売られています。
グルテンを使用している主な食品は、パン、シリアル、パスタ、ビール等がありますが、小麦全般で見ると醤油や麦味噌、麦茶、あらゆるドレッシングやソースのつなぎなど、膨大な量です。
「グルテンフリー」の食品では、代わりに米粉、澱粉を使用したり、とうもろこしの粉やタピオカの粉などが使われています。軽度の方なら、パンやパスタを米粉でできたものに変えるだけでも大きな変化を感じられる事と思います。症状が深刻な方は、醤油や市販のドレッシング、クロスコンタミネーションなど注意深く選ぶ必要があります。
・セリアック病やグルテン不耐症の症状
公開日:
最終更新日:2016/06/30